やったー

2005年8月21日
スパロボ、行き詰ってたところをクリアできました!!
そして主人公があまりに可愛くてわーわー叫んでました。
くそぅ、もうコレ以降この主人公以外選べなくなったじゃないか!!

鬼ごっこ〜幼馴染〜

「なんかこうしてると、昔を思い出すね、菊一。」
伊吹が楽しそうに微笑んだ。
「そうか?」
「そうだよ。小学生のとき、よく一緒にかくれんぼしたでしょ?いつも二人一緒に隠れてたよね。」
「そういえばそうだったな。」
「でも二人一緒に隠れられる場所なんてあんまり無いから、隠れるとき苦労したの覚えてる?」
「・・・・・そんなこともあったな。」
「あの頃は若かったよねぇ・・・・・・。」
「おい、まだ中学生だろうが。」
呆れたようにツッコミを入れる。
「そうだけど・・・・・あ、そういえば今日活動してる部活動ってあったっけ?」
「ほとんどは無かったと思うが・・・・・あ、手芸部。」
「手芸部?」
「顧問がいなくても問題ないらしいからな。」
「ふぅん・・・・家庭科室だっけ?」
「いや、確か三年C組で活動のはずだ。」
「隣だったんだ・・・・・。」
伊吹は何かぶつぶつと呟きながら何かを考え込んでいた。

「光流。」
静かな声が光流の耳に届く。
二人以外誰もいないので、小さな声でもよく聞こえた。
どうしたの?と尋ねながら光流が振り返る。
真人は柔らかい表情で、光流を見ていた。
「光流、楽しい?」
まるで母親が子どもに聞くように優しく尋ねる。
光流はにっこりと笑って答えた。
「うん。スリルあるし、こうやって二人で隠れたりとか、面白いよ。真人は?」
「そうだね・・・・・楽しいんじゃないかな?光流が楽しいんだから。」
「そうなの?」
「そうだよ。」
真人がふわりと笑う。
そのとき、光流が小さな音に気付いた。
「あ、携帯・・・・。一応マナーにしておいたんだっけ。真人のも着信あったみたいだよ。」
「本当だ・・・・。」
二人は慎重に携帯を開く。
メールが届いている。
二人は一度視線を交わし、メールを開いた。
内容は全く同じ物だった。
きっと一斉送信したのだろう。
そこに書かれていた指令通りに携帯をいじった。
「伊吹は何をたくらんでるんだろうね。」
「きっと伊吹のことだから、何かすごいことだよ!」
声を潜めながら楽しそうに話す光流を見て真人は微笑む。
「どんなことだっていいよ。光流が無事に楽しめるならね。」
優しげな声音が、静かな教室に少しだけ響いた。

続く

では、これにて。

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