『正義』

2005年11月5日
今日は、朱雀の家に交換日記を届けに行きました☆
あ、ハニーって書くなって言われたので、ハニー改め朱雀またはすーちゃんで。


本日の日記タイトルは日記で書いてみようかなと思っている小説のタイトルです。
「懺悔」の番外編で、過去編です。
懺悔を読んでいない人にはネタバレ注意。
・・・・・・っていうか、呼び名が出てくるだけでネタバレになるし。

『正義』―0話―

ガキの頃から、『正義』という言葉が好きではなかった。
なんて滑稽な言葉だろう、と。
ガキのころからそう思い続けていた。
そして、それ以上に『正義』を掲げる奴らが滑稽で、哀れで、腹立たしかった。
だから、俺はそんな身の程知らずな正義至上主義者にはなりたくないと思っていた。
いや、今でも、思っている。


子どもの頃から、正義のヒーローに憧れていた。
だから神殿の誘いを受けたときは、どんなときよりも喜び、そして感動した。
自分も正義の使者になれるのだと思うと、嬉しくてしょうがなかった。
これからは人々の平和の為に戦うのだと、心に決めた。
だから、『正義』を否定する奴は、俺にとっては敵だった。


昔から、『正義』という言葉はよく耳にしていた。
そのたびに、俺は密かにため息をつくしかなかった。
ここにいる以上、俺が『正義』という言葉から離れることはできない。
『正義』なんて、どうでもいい。
考える価値もない言葉だと思っていた。


続く?

一応、今のがプロローグです。
明日からが本編って形になります。
正義を掲げる人は読まないほうがいいかもしれません。
では、今日はコレにて。

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