出前授業

2005年11月7日
今日、学校で出前授業を受けました。
いってみてよかったな、と思いました。
資料ももらえたし、参考になるかも。


一言ジャンプ感想。
桂さん!!
・・・・・以上です。


では、小説をどうぞ。


『正義』―2話―


「山の近くにある町が、何か困ってるらしいよ。」

そう言ったら、リィンに殴られた。

「そのくらいメモ無しで言いやがれ。」
「だからって頭を殴らなくても・・・・・。馬鹿になったらどうする気だ?」
「そうなったとしても俺の責任じゃないし、もともと馬鹿だろうが。」
「いや、お前の責任だろ。もともと馬鹿っていうのは否定しきれないけど。」
叩かれた部分をさする。
結構手加減してくれたらしい。
本気でやってたら、今頃俺は気絶してるかもしれない。
・・・・あ、ライト忘れてた。

「っリィン!!」

ライトがまた叫ぶ。
耳塞いじゃ駄目かな?
・・・・・駄目だよな。
リィンはやる気なくグラスを掴む。
聞く気はないようだ。
とりあえず、今のうちに完食しとこう。
ついでにリィンも説得しとこうかな・・・・・。
「嫌なのは分かるけど、やってくれないかな?頼むよ。」
「この騒がしい奴がいなければ考えてやらないでもないが?」
「いなくても、嫌がるだろ。」
「まぁな。だが、いるよりマシだ。」
「それもそうだろうけどさぁ・・・・・。」
本人を前にしてこんな会話をしてみたり。
でも、本人は気付いてない。
周りが見えなくなるタイプだからなぁ。
「頼む。そうだな・・・・・『騎士団の歴史』の初版!状態は非常にいいぞ。それで手を打たないか?」
そう言うと、リィンは少し揺らいだようだ。
しばらく考えこんでいる。
ライトの声だけが耳に届いた。
「・・・・・かけているページは無いか?文字が読めないところもないだろうな?」
「ああ。」
「よし、それで手を打とう。」
「ありがとう。」
とりあえず、買収成功?
「じゃ、ライトのコレが終わったら町に行こうか。あ、ちょっとそこの君。お勘定〜。」
「は、はい!し・・・・しかし、神殿長様から・・・・。」
「いいから、受け取りなさいって。」
恐縮しまくってる彼に適当にお金を渡す。
足りないって事はないはずだ。
正面のリィンがすごく呆れてるから。
あ、ライトの声が止まった。
「じゃ、もう行こうか。」
「そうだな。」
「え・・・・・?」
「あの、おつりがまだ・・・・。」
「別に要らないんだけど・・・・・それじゃ駄目?」
「駄目です。」
「よし。それじゃ、次のときに回しといてくれる?今は時間無いから。」
まだ何か言おうとする彼に対する威圧の意味もこめて、杖を召喚する。
一応俺の持つ力を引き出すのに必要ってことらしいんだけど。
俺の場合、あれば便利だけど無くても別に困らない、程度の道具でしかない。
勿論能力は使いやすくなるけど、結構かさばるからなぁ。
一度深呼吸して、精神統一。
行き先を思い描く。
・・・・・・・転移開始。

続く。

では、今日はこの辺で失礼します。

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