タイトルには何の意味もありません。
ええと、今日は色々とあったような無かったような。
微妙な体調不良でバドミントンはあまりできなかった・・・・・ような結構試合していたような。
委員会もあったり、色々大変でした。
・・・・・大変だったかなぁ?(体調不良のため?いつも以上に思考能力低下中)


久々に幽白小話


〜アイス〜


木のへらのような物で紙の入れ物に入っているそれをえぐる。
えぐれた部分を木に乗せ、口に運ぶと、甘さと冷たさが舌を刺激した。
確かコレは『アイス』とかいう人間界の食い物で、普通は夏に食べる物だったと記憶している。
口の中であっさりと融けるそれを飲み込み、目の前の人物を観察する。
俺のものとは色の違う物をもくもくと食べているのは、この部屋の主。
俺が窓から入った際に「寒いから早くしめてください。」などと笑顔で告げたのは何処の誰だ。
「飛影、早く食べないと融けますよ。」
蔵馬は黙々と白いアイスを食う。
俺のはこげ茶。
「おい、何か違いがあるのか?」
「・・・・・えっと、色のことですか?味が違うんですよ。飛影のはチョコ、俺のはバニラ。」
ばにら・・・・・?
人間界には変な味があるものだな。
「それより、何故冬に食うんだ?これは暑いときに食うのではないのか?」
「冬に、暖かい室内でアイスを食べると、夏とはまた違った感じがして美味しいんですよ。」
「・・・・・?」
よく分からない理屈だ。
考えるうちに、淵の部分が融けてきた。
「ほら飛影、早く食べないと。融けると、大変なことになりますよ?」
「大変なこと?」
「甘ったるくて食べれなくなります。先に言っときますけど、残さないで下さいね。」
蔵馬の入れ物の中身は、もう半分ほど消えていた。
大きくえぐって口に運んだそれは、やはり甘かった。


終わり

では、今日はこの辺で失礼します。

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