タイトルなんて無ければいいのに!
2006年9月24日今日の日記タイトルだけの事じゃありません。
部誌に載せる小説のタイトルの事もあるんです。
どうしよう、きちんと完結したと思ってた小説のタイトルがまだ決まってなかった!
いや、一応適当にはつけてあるんですけど、あまりにも内容と合わない。
あああああどうしよう!
とりあえず今日はとっとと日記小説でも書きます。
『総てに捧げる抒情詩』
第四話
「まずは噂をしっかりと教えようか。」
「ん?自殺した人がいるんだろう?」
「そう。でも、ちょっと違うんだって。」
「それはラッキーだったけどな。正しい噂はこうだ。」
『この学校には数十年前に自殺した者がいたらしい。屋上が立ち入り禁止になったのも、その所為だと言われている。そいつが自殺した理由を知った者はそいつと同じ一途を辿ってしまうらしい。ただし、これはあくまで噂である。』
今教えてもらった内容と、依子ちゃんが言っていた内容を比較する。確かに、元々聞いていた話はいくつか欠落がある。
「一つ・・・・・いや、二つか。」
「分かったようだね。」
「一つは屋上。もう一つは、最後の一節・・・・・かな。」
「お見事。」
二人が拍手をした。真理も一緒になってぱちぱちと手を叩いている。あたしは馬鹿にされているのだろうか。
「そんなに怒らないでくれ。」
「無理なこと言うな。で、それが何なんだ?さっき『ちょっと違っててラッキー』みたいな事言ってたけど、その二つがそんなに重要ポイント?」
あたしからすると、そんなに重要そうには思えない。屋上に行きたがる人間は増えるかもしれないが、元々この二人が占拠している以上それは少ないだろう。最後の一節に至っては、「これはフィクションです」って言ってるようなものだ。
「飛び降り自殺って、そんなにポイントなのか?」
「・・・・・・・・それは後で。」
時雨が何かを含んだような笑みを浮かべた。氷雨も同じように笑っている。
こういうときは意地でも言ってくれないパターンだ。殴ってもいいが、もしあたしが殴ったら彼らは黙らざるを得ない。
「で、噂の発信源とやらは調べたのか?」
「勿論。」
「・・・・・・で、何やったんだ?」
ちょっと嫌な予感がしつつも尋ねると、二人はそれはそれはイイ笑顔を浮かべた。
「大丈夫。そんなに手荒な事はしてない。」
「ちょっとばかり記憶を弄らせてもらっただけ。」
この二人、絶対駄目だ。絶対敵にまわしては駄目な存在だ。
「手荒な事すんな!ってあたしが言える義理じゃないけど!」
「手荒じゃないって。ちょっと聖とオレが共同作業しただけ。」
『共同作業』という微笑ましい言葉が、この二人に使われると何だかヤバイ言葉になるのは何故だろう。
真理にアイコンタクトで伝えてみる。真理は黙って首を横に振る。うん、ごめんよ真理。
「ま、さっさと行こうか。二人は時間いつまで大丈夫だい?」
「あんまり遅くまでは無理だよ。あたし警察の人に怒られかねないから。」
見た目が小学生と殆ど変わらないから、遅くまでいると怒られる事がある。高校生だと説明しても、学生証を見せるまで信用されない。見せても疑われる事もある。
真理の家は・・・・・・問題ないだろう。それが問題ともいえるけれど。
続く。
今日はコレにて失礼します。
部誌に載せる小説のタイトルの事もあるんです。
どうしよう、きちんと完結したと思ってた小説のタイトルがまだ決まってなかった!
いや、一応適当にはつけてあるんですけど、あまりにも内容と合わない。
あああああどうしよう!
とりあえず今日はとっとと日記小説でも書きます。
『総てに捧げる抒情詩』
第四話
「まずは噂をしっかりと教えようか。」
「ん?自殺した人がいるんだろう?」
「そう。でも、ちょっと違うんだって。」
「それはラッキーだったけどな。正しい噂はこうだ。」
『この学校には数十年前に自殺した者がいたらしい。屋上が立ち入り禁止になったのも、その所為だと言われている。そいつが自殺した理由を知った者はそいつと同じ一途を辿ってしまうらしい。ただし、これはあくまで噂である。』
今教えてもらった内容と、依子ちゃんが言っていた内容を比較する。確かに、元々聞いていた話はいくつか欠落がある。
「一つ・・・・・いや、二つか。」
「分かったようだね。」
「一つは屋上。もう一つは、最後の一節・・・・・かな。」
「お見事。」
二人が拍手をした。真理も一緒になってぱちぱちと手を叩いている。あたしは馬鹿にされているのだろうか。
「そんなに怒らないでくれ。」
「無理なこと言うな。で、それが何なんだ?さっき『ちょっと違っててラッキー』みたいな事言ってたけど、その二つがそんなに重要ポイント?」
あたしからすると、そんなに重要そうには思えない。屋上に行きたがる人間は増えるかもしれないが、元々この二人が占拠している以上それは少ないだろう。最後の一節に至っては、「これはフィクションです」って言ってるようなものだ。
「飛び降り自殺って、そんなにポイントなのか?」
「・・・・・・・・それは後で。」
時雨が何かを含んだような笑みを浮かべた。氷雨も同じように笑っている。
こういうときは意地でも言ってくれないパターンだ。殴ってもいいが、もしあたしが殴ったら彼らは黙らざるを得ない。
「で、噂の発信源とやらは調べたのか?」
「勿論。」
「・・・・・・で、何やったんだ?」
ちょっと嫌な予感がしつつも尋ねると、二人はそれはそれはイイ笑顔を浮かべた。
「大丈夫。そんなに手荒な事はしてない。」
「ちょっとばかり記憶を弄らせてもらっただけ。」
この二人、絶対駄目だ。絶対敵にまわしては駄目な存在だ。
「手荒な事すんな!ってあたしが言える義理じゃないけど!」
「手荒じゃないって。ちょっと聖とオレが共同作業しただけ。」
『共同作業』という微笑ましい言葉が、この二人に使われると何だかヤバイ言葉になるのは何故だろう。
真理にアイコンタクトで伝えてみる。真理は黙って首を横に振る。うん、ごめんよ真理。
「ま、さっさと行こうか。二人は時間いつまで大丈夫だい?」
「あんまり遅くまでは無理だよ。あたし警察の人に怒られかねないから。」
見た目が小学生と殆ど変わらないから、遅くまでいると怒られる事がある。高校生だと説明しても、学生証を見せるまで信用されない。見せても疑われる事もある。
真理の家は・・・・・・問題ないだろう。それが問題ともいえるけれど。
続く。
今日はコレにて失礼します。
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