ちょっと凝ってみたけど結局は無題ってことなんです。
誰か俺にタイトルのセンスを分けてください。



今日はとある場所で古本市やってたので、色々買いました。



今日もとっとと小説に入りましょう。


総てに捧げる抒情詩
第十一話


校庭に出来上がったものを見て、あたしは何と言えばいいのか分からなかった。
「可愛いだろう?」
「上手くできてよかったよ。」
二人は満足げに校庭に描かれた絵を見下ろした。上手くできてはいるだろう。ただし、可愛いとは言いがたい。
それは見事な、魔法陣だった。
「描きたかったのって、コレか?なんかこう、何か出てきそうなんだけど?いや、お前たちらしいといえばらしいんだけど。」
「うん。」
二人はにこにこと満足げに笑った。でも、あれは何の為なのだろう。やっぱり何か召喚するつもりなんだろうか?
「コレで後は、明日、何かしらの悪戯すればいいかな。」
「そうだね。とりあえず、猫でも集めようか。」
「・・・・・ちょっと待ってくれ。あれを使って何かやるんじゃないのか?」
「あぁあれ?それらしいだけで何の効力も無いよ。」
「でも、素人には分からないから、アレとついでに明日の朝、ちょっと怪異を見せてやれば、あの魔法陣の影響の一つだとか思うだろうからね。」
「それに、俺達が何かやっているという事も明かせる。そこで、一つ噂を立ててやるのさ。俺達関連の、ね。」
「・・・・・どうやって噂を広めるつもりだ?」
「そこは葵君に協力してもらおうと思って。」
その台詞で、一応理解は出来た。あたしは魔法使いの友人でもあり、それなりにクラスに馴染んでいる生徒でもある。
それを利用するという事だろう。
とりあえず、大変な事にはなりそうだ。



短いけど続く。



では、今日はコレにて。

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