体調不良でした。

2006年10月22日
金曜から今日の午後にかけて。
金曜は大した事なかったんですけど、昨日と今日は結構きつかったです。
そんなわけで日記が書けませんでしたとさ。



ついでに、この前のアビス小説の間違い発見。
ルークの目の色が間違ってる・・・・・。
いつか直します。(すぐに直さない人間)
ついでに、あの世界に月とかあるんだろうかと思った。



暫くぶりの小説をどうぞ



『総てに捧げる抒情詩』
第十六話


電話が鳴った。『墓の裏』からの連絡だった。二言三言交わして一度魔法使いたちに目を向ける。
「確保できたって。」
「ありがとう。すぐに行くと伝えて。」
「わかった。」
言われたとおりに伝え、さっさと電話を切った。
「さて、次は学園で適当な男子を捕まえようか。」
「三年で誰か丁度いい人間は・・・・・あぁ彼でいいや。まだ学校に残ってるはずだし。」
「どの人・・・・・?あぁ、その人。そっちの確保は任せていい?俺はあっちを取りにいくから。」
「それでいこうか。」
二人のコンビネーション。あたし達は当然ながらついていけない。ていうか、ついていく気にもなれない。
「とにかく、あたし達は氷雨の方に行けばいいんだな。」
「いや、できれば真理君は俺と一緒に来て欲しい。その方が順調に準備が出来るから。」
「真理と別行動?」
不安だ。真理に何かあったらどうすればいいんだ。でも校内だしそんなに危険は無いかもしれない。けど、この二人の事だ。
「・・・・・真理の身に何かあったら、その頭消し飛ぶと思え。」
割と本気で言ってから、あたしは学校を出た。


手厚い歓迎を丁重に断り、品物を受け取った。彼らを労い、礼を言って立ち去った。もう少し気の利いた事ができればいいんだけれど。
「ん。」
「ありがとう。」
一応外で待機していた舜に紙袋を渡す。あまり長く持ち歩いていたくなかった。舜は中身を確かめると、こくりと頷いた。
「うん、これならいけるね。」
ふふ、と不敵に笑う。
あたしは早く真理と合流したかった。あの子は結構ぼんやりしてるから、かなり不安だ。
「早く学校に戻ろう。」
「あ、待って。その前に一つ行く所があるから。」
「何処?」
「花屋。帰り道だし、大丈夫だよ。そんなに時間はとらせないから。」
あたしの心を読んだように言う。こいつなら、読んでいても何の不思議は無いけど。


そんなに大きくない、普通の花屋だった。この道は通った事があるが、この店には寄った事がなかった。あぁ花屋だな、位の認識しかないような店。
そこで舜は百合を購入していた。あたしもついでに中を覗き、そしてある花に目を奪われた。少し濃い桃色の薔薇。何となくそれに惹かれて、一本だけそれを買った。
「さて、戻ろうか。」
黙って頷く。真理にあげたら、少し喜んでくれるだろうか。



続く。



何だか葵が恋人を心配する少年的な感じになってますが、多分いつもこんな感じなのでお気になさらず。
ちなみに、真理は割りと乙女ちっくです。
では、今日はコレにて。

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